GWにトルコに旅行に行った友人からチャイをおみやげに貰いました(友人も、トルコの友人からおみやげに貰ったらしい)。
チャイというのは「紅茶」という意味だそうだけど、英国式紅茶とは入れ方が違います。正しい入れ方はウェブを検索してください。どこかにあるはずです。
で、友人が貰ってきた量が半端じゃなくて、1kg入りの袋三つ分。普通スーパーとかで売ってる缶入り紅茶の量が125gだといえば、そのすごさが分かって貰えるでしょう。
もちろん一袋貰っても消費しきれないので、だいたい三分の一から四分の一くらいを分けて貰いました。それでもすごい量。余っていた密閉できる瓶があったのでとりあえずそれに詰め込んだけど、とてもじゃないけど入りきらない。ということで、百円ショップで瓶をもう二つ買ってきました。ひとつは誰かにお裾分けしようかな。
さて、チャイの飲み方なんだけど、正しくは専用の器具でぐつぐつ煮立てて濃くなったやつを、カップにお湯と一緒に注ぐらしいです。
でももちろんそんな器具は家にありません。ネットで探せば買えると思うけど、あまりお手軽ではないので、結局は面倒になって飲まなくなってしまうような気がします。
そこで、普通の紅茶と同じような方法で入れてみることにしました。
用意するもの。
☆ティーポット。とりあえず百円ショップで売ってるのでじゅうぶんだと思います。ウエッジウッドとか買うくらいならチャイ専用の器具を揃えた方がいいと思います。ちなみに私の使ったのは、百円ショップで買った急須というか土瓶というかポットというか、微妙なもの。
☆カップ。耐熱性のものなら何でもOK。私はマグカップを用意しました。たくさん飲めるように。
☆茶こし。実はポットの内側の口のところに小さい穴がいくつも空いているタイプだったので(だから土瓶か急須かもしれない)そのままカップに注いだのだけど、茶葉がたくさん出てしまいました。だから茶こしは必需品でしょう。
あと、テーブルが熱に弱い場合は、布とかコルクでできたコースター、または代用品を用意しておいた方がいいと思います。カップの分だけじゃなく、ポットの分も。
入れ方ですが、まずお湯を沸かします。水道水でじゅうぶんでしょう。薬缶の口から少し湯気が出始めたら、ポットとカップにお湯を注いであたためます。この作業をさぼると、味が数段落ちますので、ここだけは手を抜かないでください。暖めるのに必要な分だけ、お湯も少し余計に沸かしておきます。
ポットのお湯はすぐに捨てます。ここからは時間との勝負です。百円ショップで売ってるくらいの大きさのポットなら、茶葉を軽く山盛りに二杯から三杯くらい入れます。この辺は試行錯誤してください。好みがありますから。
そして、ポットのお湯がぐらぐらに煮立つ直前にポットに注ぎ、蓋をします。冬ならティーコージー(ティーポットのカバー)を被せておくといいでしょう。ぐらぐらに煮立つ直前、というのは以前NHKの「ためしてガッテン」という番組で美味しい紅茶の入れ方、というのを見て知りました。だいたい95℃くらいだったと思います。検索すると、より詳しい情報が出てくると思うので、不安な方はそちらをご覧ください。
ただし、正しいチャイの入れ方は茶葉をぐつぐつ煮出すので、このプロセスで決定的に味が変わってしまうかもしれません。
あとは、適当な時間待ちます。だいたい三分くらいがいいような気がしますが、計ってないのでいい加減です。
三分くらい経ったら、茶こしを使ってカップに入れます。たくさん飲みたいときは、三分間のうちにお湯を沸かしておいてカップに注いで減った分のお湯を足しておきましょう。
文章にすると長くて面倒ですが、やってみるとかなりお手軽です。でも、正しいチャイの味を知らないので、いつかトルコ料理の店に行ってきちんと入れたものを飲んでみたいと思います。たぶん、かなり味が違うと思います……
ちなみにこのやり方は、ティーセットなんか持ってないよという人が缶入りの紅茶を貰ったときなんかにもそのまま使えます。投資金額は、新しくカップを買うとしても数百円(ポット、カップ、茶こし、コースターなど)。代わりになるものがあればそれを使ってもOKです。
チャイは、日本でも買えるのかな?たぶんネットを検索すれば見つかると思うし、輸入食料品店なんかを覗いても見つかるかもしれません。
味は、紅茶に微妙に番茶とスパイシーなフレーバーを付けた感じで、紅茶よりも胃に優しい感じがします。どんな料理のあとに飲んでも美味しいんじゃないでしょうか。
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その後「チャイその後(保存編)」というのも書いたので、ご参考までに。