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2004.06.13

ほぼ日刊イトイ新聞(デリバリー版)

「ほぼ日刊イトイ新聞」をご存じの方は多いと思いますが、それのデリバリー版というがあるのはご存じでしょうか。糸井さんの日記と、読者からのメールを絶妙な感覚で編集したメールマガジンなんです。もしかしたらここを読んでる方の多くが、すでに購読されているかもしれませんね。もしご存じない方は、試しに購読してみてください。「ほぼ日刊イトイ新聞」のトップページから購読の申し込みができます。

 なぜいまさら有名な「ほぼ日」やデリバリー版について書くかというと、プロフにも書いたし、記事にも書いたけど、私は今神経症という病気にかかっていて、デリバリー版を読むことで、その日の気分が割と客観的に判断できることに今朝気づいたからです。すごく共感できたり、笑えたり、ほろりとしたりできるときは、気分のいい日。読んでも、うまく感情が動かない日は、実は気持ちが落ち込んでいるらしいのです。

 言ってみれば、精神状態のリトマス試験紙ですね。こんな読者がいるって知ったら、編集されている方はいい気持ちがしないかもしれませんが。

 でも、自分で自分の気持ちや精神状態を「客観的」に計ることはとても難しくて、ものすごく落ち込んでいたり、ものすごくハッピーだったりするのはたぶん誰でも自分で分かると思うんだけど、もっと微妙な精神の変化というのは、実は自分ではよく分からないんだな、と、夕べ配信されたデリバリー版を今朝読んで思ったんです。

 このデリバリー版のすごいところは、どんな話題でも、それこそリトマス試験紙や、化学の実験とかで使う試薬のように、すごく正確な基準値を持ってるということなんです。

 ……わかりにくいいい方ですね。すみません。文章の持っている「体温」が、健康な人のように一定なんです(一日のうちの微妙な変化は、毎回の話題の違いに相当します)。

 だから、こころのリトマス試験紙なんです、私にとって。好ましく感じられたりする日があったり、文字の羅列のように感じられたりする日があったりするのはなぜだろう、と最近疑問に思っていたのですが、どうやらそういうことらしいのです。というのも、別の日に読むと、文字の羅列に感じられたデリバリー版がこころにぐっと来たりするし、その逆もまたあるからなんです。

 最近医者には「精神状態は安定しています」と自分の感じるままを述べてきましたが、それはあまり正確ではなかったようです。今度からはデリバリー版を参考にしてその日のこころの有り様を判断していこうかなと思っています。そうすることで、早く病気から開放されると思いますし。

「ほぼ日」のみなさま、もし、何かのきっかけでこの記事を読まれて不快に思われたら、ごめんなさいm(__)m

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