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2004.09.29

メンヘルはメンヘル

 スガさん記事を読んで、考え込んでしまった。時間と共に自分が変わっていくのは当たり前のことかもしれないが、病気の前の延長としての変化した将来の自分というものを考えることが、うまくできないのだ。

 いまのところ、病状は順調だと医者に言われているが、たぶん不安を煽らないために言っている部分も少なくないのではないか。そうでもなければ、仕事以外の特別のストレスがあまりない現在、「クスリを減らしていく」のが遅すぎるような気がするのだ。

 まあ、もう一年くらい病気と付き合ってもいいと思っている。というのも、以前にも書いたかもしれないけど、たぶん過去にパニック障害に掛かっていたと思われたからだ。ある時テレビの健康番組(NHK)を見ていたら、パニック障害の人が出てきていて、その人の症状と私の当時の症状がよく似ていたのだ。

 番組のことはあまり覚えていないけど、広場恐怖症だったし、電車には乗れなかったし、あと、これは私の場合だけなのかもしれないけど、拒食と吐き気に数年からそれ以上悩まされた。吐き気の直接の原因は拒食と内臓疾患だったのかもしれないのだけど、半年くらい家からほとんど出ることができなかった。

 その頃はパニック障害なんて言葉を聞いたことはなかった。今みたいな適切な処置を受けたらもっと早くよくなったのかな。

 で、その神経を病んでいた(としかいいようがない)時期を経たあとに、体も頭の中もすっかり変わってしまった気がした。あとで聞いたことだが、母親は私の記憶力が著しく落ちたことをひどく気に病んでいたそうだ(若い頃のことだったので。それまで私は本当の意味で物忘れをしたことがほとんどなかった。忘れたことにしていた、というのはあったけど。ちなみに今は普通に物忘れがひどいです)。

 今の病気に気付いたのは数年前だ。ここには書けないけど、いくつかの理由からどうしても病院に行くことができなかった。その間に波打ちながらどんどんひどくなっていくのが分かっていたのだけど、どうすることもできなかった。

 そしてやっと去年の夏、病院に行くことができたのだった。

 不安ではないのだけど、たぶん、病気をしないで生きてきたときのコースには戻れないのだと言う気がする。社会的には同じようなことを経験する人も多いだろう(リストラされたりとか)。なんていうか、あみだくじみたいに路線変更して別な人間になってしまうような気がするのだ。それはそれで構わないのだけど、全く不安がないかといえばそういうわけでもない。

 そういうあみだくじみたいな人生の路線変更をしているうちに行き止まりにぶつかってしまう人もいるのだろう。私も将来そうならないとは限らない。なにしろまだ鬱病は体験していないのだ。

 一直線の、人から見たら詰まらないと思えるような、そういう人生を送りたかったし、もし今後可能ならそうしたいものだけど、たぶん無理だと心の中の私が囁いている。死ぬまで休ませて貰えないのだろう。

 ネットに繋ぎ始めた頃はメンヘル系の人がネットにはまる気持ちがよく分からなかったけど(それはとてもその人にとってよくないことのように思えたし、今でもそう思える。自分がそうなのに)、今ではだいぶ分かるようになってきた。

 やっぱり、レビューばっかり書くのは無理がありそうだ。だいたい、本のレビューは(『のだめ』でも)そういう自分の心的状態と複雑に絡み合っているからだ(音楽の場合は絡み合っていても適当な言葉でお茶を濁すことができる)。『のだめ』にはまってしまったのも、たぶんそういう自分の心的状態が欲していた、ということなのだろう。必要な本や音楽は、必要なときに現れるものだ。不思議なことに。

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2004.09.26

『DRINK ME』queenadreena (2002)

 絶望に支配されていたような前作とは打って変わったサウンド。ケイティは絶望の淵を渡ってしまったのか? いやむしろ、「希望―絶望」の彼岸へと渡ってしまったのだろう。どんな世界なのか見当も付かない。

 スクリーム・ヴォイスだろうとウイスパー・ヴォイスだろうとすべてに共通するもの。早い話がキレまくってる。イッちゃってる。ハードな曲だろうとメロウな曲だろうと(交互にやってる曲もある(笑))

 もとからキレた人だったみたいだけど、それに磨きがかかったというか。それを、此岸のクリスピンが冴えたギターでクールに巻き込まれることなくサポートしている。はっきりいってケイティとクリスピン以外のリズム隊は誰でもいいって気がする。メンバーには悪いけど。

 ケイティみたいなミュージシャンって日本には案外いないんだよね。もしかしたら一人もいないんじゃないかな。いたとしても生活するだけで手一杯で音楽どころじゃないかもしれない。メンヘル系に取り込まれることもないだろうし(イッちゃっていすぎる)。UKに生まれてよかったね。

 で、私はイッちゃってるケイティと以外と冷静なクリスピンの掛け合いというかなんというか、その部分が大好きだ。

 テレビでしか音楽を聴かないような人に夜中に聞かせてみたい一枚。

 収録曲

01.PRETTY LIKE DRUGS
02.KITTY COLLAR TIGHT
03.SIAMESE ALMEIDA
04.RAZORBLADE SKY
05.SLEEPING PILL
06.A BED OF ROSES
07.MY SILENT UNDOING
08.DESERT LULLABY
09.UNDER A FLOORBOARD WORLD
10.HOTEL AFTER SHOW
11.FOR I AM THE WAY

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2004.09.22

ジュンク堂新宿に出店!

 なんでも新宿三越の7・8階に出店するんだそうな。時期は10月下旬。場所的には微妙。

 しかし、ジュンク堂ってなぜか京都店にしか行ったことがないんだよね。東京に住んでるのに。謎。で、ついたくさん買って帰るときになって思い切り後悔したり。

 個人的には本屋は多いに越したことはないので歓迎なんだけど、新宿の、西口方面が寂しい限りなのは何とかして欲しい。需要がないのかな?

 ジュンク堂書店

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バイオハザードII アポカリプス

『バイオハザード』の続編。なぜ前回の終わりのような状態にラクーンシティがなってしまったのか、というところから物語は始まる。そしてアリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)が目覚めて、街があのような状態になっているところから話が進んでいく。

 あと、以下のサイトにトラックバックさせていただきました。

 ・おふうの笑えるぼやき
 ・読書日和

 公式サイト

 以下ネタバレ。

Continue reading "バイオハザードII アポカリプス"

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2004.09.18

『のだめ読解』番外編――みそ字(2)

 きょう、『のだめ』の10巻を手に入れた。ラッキー! 月末頃に出ると思っていたので。

 読んだ人はもう知ってるはずだけど、「みそ字」がどうして流通していたのかの謎が解けていた。恐るべし。

 でも、講談社もどこかとタイアップして売り出したら、結構売れると思うんだけど、どうでしょう? わたしはたぶん買うでしょう。漢字までサポートしているとは思えないけど(サポートしてたりして)仮名だけでもコミックスと同じくらいの値段だったら買うと思いますよ。

 考えてみては頂けませんか?>関係者各位

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 肝心の『のだめ』のレビューですが、7巻で止まったままです。あのやり方だと無駄が多すぎるし限界も多すぎる。ということで新しいやり方を思いついたのですけど、体力ないのでまだ手を付けてません。書きたいことが多すぎる、読みたいものが多すぎる、したいことがあまりにもたくさんあるし、時間もそこそこあるのだけど、体力だけが付いていけません。病気のせいもありますけど、もともとなので仕方ないです。文章たくさん書くとよく発熱しますし。

 誰も待ってないだろうけど、8巻以後の感想も必ず書きます。

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神/反復

 昨日のことにケリを付ける。

 本来ならサイドバーの日記に書くようなことだと思うのだけど、それだと昨日の記事との関係が失われてしまうので、あえて記事にすることにした。

 手間は取らせない。

 ひと晩寝てみれば、別にどうということもない。いつもと同じ。平穏な休日の朝。どうして夕べ狂ったように誰かと会いたいと思ったのかも見当も付かないくらいだ。夕べの「追記」でやや混乱した分析というか言い訳を書いたわけだが、だいたいあれで当たっていると思う(それ以上深読みするのは品のない人のすることですよ)。

 今日になってみれば、出掛けるのも億劫なくらい体が疲れていたし、たぶん心も疲れていた。心が暴走するとエネルギーを消費してしまうのだろう。

 だから、誰との約束も取り付けないで正解だったのだ。神の試練というよりも恩寵と考えた方がよさそうだ。

 ダメなときは、ダメ。

 実は電脳空間に出没するようになってから、こういうことをときどき繰り返している。ネットを始める前は、別な形でこういうことを繰り返していた。つまり、ネットや病気とは別の問題なのだが、それらがトリガーあるいは「場」を形成してしまうことは否めない。

 電脳空間以外での「こういうこと」と言われても何のことだか分からないかもしれないが、あまり具体的に触れたくないので、「心が暴走する」ということで勘弁して頂きたい。

 ブログに関してだけ述べれば、「レビュー」を書く場であることが枷になりすぎて、それがストレスになっていたとも考えられる。もう少し気楽に構えても良さそうだ。「レビュー」(括弧を付けるのは、レビューとして成立しているとは思えないからだ)中心に、たまには息抜きもしながら書いていくのが良さそうだ。

 なんか血液型A型、といわれそうな文章だな……(血液型についてはプロフ参照)

 ということで、おしまい。

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2004.09.17

嗚呼、神様。これも試練ですか。

 思っていたよりも今週の後半から体調が良くなったので、誰か遊んでくれないかなと片端から遊んでくれそうな人に(といっても友達少ないからあっという間だけど)連絡取ったらみんな断られた。普段は一人でいるのが好きな私が珍しく誰かと遊びに行こうとするとこれだ。というか、ここのところ断られ続けているような気がする(必ずしもそうではないのだが)。

 ここはレビューを書く場ですよ>まいまいさん

 欲しいものもないから買い物に行く気もしないし。休日の映画館は嫌いだし(人に誘われれば別だけど)。家でブログの記事を書くか、本を(not小説。小説は今読めない)読むか、音楽を聴くか、不貞寝してろということか。

 ここは愚痴を書く場ではありませんよ>まいまいさん

 明日考えよう。お休みなさい。

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 追記。お風呂にはいると、あるいは少し時間をおくと、先に書いたものが何を書いてしまっているかが見えてくる。

 寂しかったんだね、だけでは済まされない。というのも、たまたま明日の予定が空白になってしまったことを冗談めかして書いているようにみえるが、少しも冗談になっていない。そこに読みとれるものは「叫び」のようなものだ。

 私はユーモアのある文章にあこがれているのだが(ユーモアのある文章とは、漱石のいうところの写生文とほぼ同じだ。ギャグや気まずい冗談のことではないし、ましてや皮肉ではない)、先の文章は自分のある種の「不幸」を笑い飛ばしてしまおうとしていたのだが、その試みは見事に失敗している。生暖かい目で見守るくらいしかないような文章だ。

 ただ、いくつかの不幸な偶然が重なってしまったことが、今の私にこれを書くことを思いとどまらせることを阻止してしまったのだ。

 今日、医者で経過は順調だと言われた。私もそう思った。だが、それが不安なのだ。病気が早く治った方がいかなる面でも有利であるに違いないし、治らないと困ることもいろいろ出てくることはここ最近の出来事で目に見えている。

 それでも、病気が治っていくことに不安を感じる。免罪符がなくなるから?

 メンタルヘルス系の病気は今回でたぶん二度目なのだが(最初のときはそれが神経科にかかるような病気だとは私も家族の誰も気が付かなかったし、よしんば気付いたとしても通院することは不可能だったろう。というのも絶え間ない吐き気に半年以上悩まされ、拒食症状態になり、家から三百メートルくらいのところにある内科に通うのが精一杯だったからだ。それが数年間ずるずる続いた。完治するのに十年近くかかった)、医者にかかるだいぶ前から症状は出ていた。でも諸般の事情で医者にかかることができなかった。

 その間に、症状は明らかに悪化した。自分でも分かるくらいに。

 病気でいる間は、ときどきさっきみたいにおかしくなって誰かに迷惑を掛けてしまったりするのだけど、その間、自分に対する口実として「休める」「サボれる」というのが大きいのかもしれない。その意味では、まだ私は休み足りないのだ。これまで生きてきた経過を振り返ると、あと10年くらいは休養が必要なはずだ。

 今回は医者にかかっているので程なく完治するだろう。完治すれば体の不調も副作用がなくなるので消滅するだろう。

 体は病気の間にじゅうぶん休養できたかもしれないが、心は休養できていない。どうしたら心を休めることができるのだろうか。

 なんだか漱石みたいになってきたな。

 しかし、メンタルヘルスに関わる文章というのは、自分で書いていても気が滅入る。心の体力が足りないのだ。たぶんそれで、誰かからエネルギーを吸い取ろうと無意識のうちに誰かに会おうとしていたのかもしれない。

 でも、明日は暑いらしいし、ゆっくりしたいと思う。映画くらいは見に行くかもしれないけど。

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2004.09.14

『のだめ読解』番外編――みそ字

 リアルのだめの部屋の写真。すごいです。あと、インタビュー読むとみそ字は実在するそうです。どこかにアップして欲しいものです。
 インタビューは2年くらい前のものみたい。

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2004.09.12

『Togawa Fiction』戸川純バンド

 濃い。コンデンスミルクのように濃い(濃いから価値が高い、ということではない。コンデンスミルクと普通の牛乳のどちらが偉いか、なんて無意味な比較だ)。あまりに濃いので6曲でちょうど良い。少なくとも私には。

 戸川純をずっと聴いてきたというわけではない、というかときどき聴いてきた程度なので(ヤプーズ時代はほとんど聴いていない)あまりきちんとしたことは言えないのだが、変幻自在の声は深みを増し、昔の猟奇的な世界よりももっと重く、どろどろになっているように聞こえる。ちょっと怖い。昔が蝋人形だとしたら、今度は人間の剥製という感じ? 今の方が血の匂いがする。

 で、パンクだ。パンクとしかいいようがない。神経症パンク? 戸川純作詞の2曲目なんてあまりに親近感を覚えて気分が悪くなった。

 ほかの歌詞も皮肉というにはあまりにきつすぎて、そこに戸川純のあの声が乗るのだから、どうしてもパンクになってしまう。

 ジャンルとしてのパンクとは関係ない。念のため。

 晴れた日曜日の昼間に聴くよりも、真夜中にリスカしたくなったときに聴くと、救われるかもしれない(その意味ではQueen Adreenaとちょっと似てるかも)。

 もちろん私はこういう戸川純を愛している。


 収録曲

01.カウンセル・プリーズ * counsel please
02.オープン・ダ・ドー * open the door
03.拝啓、パリにて * mon cher, je suis a Paris.
04.さよならハニームーン * sayonara honeymoon
05.トガワ フィクション * Togawa Fiction
06.おしまい町駅ホーム * formless station ends

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2004.09.11

911

 3年前の9月11日の翌日の夕日はとてもきれいだった。明日はどうだろうか。ちょうど友人がNYにいて、妙な感覚を味わった。テレビよりもメールとか掲示板の方が現実的に見えたのだ。

 その後世の中のある部分はめちゃくちゃになってしまった。

 眠い。シャワー浴びたので体が冷えないと眠れない。

 911を忘れない、っていうことじゃなくて、『華氏911』を見て思い出した今年。

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『群青日和』東京事変

『りんごのうた』に付いていたDVDを見てから、何となく椎名林檎のことを封印していた。あくまでも「何となく」。「終わってしまった」というのを見せつけられたからかもしれない。別に嫌いになったわけでもなく、ときどき聴いたりもしていたのだが。

 東京事変。もやは椎名林檎ではない。ひとつのバンドだ。とびきりの。よくこれだけのメンバーを揃えたものだ。信じがたいほどのバンドアンサンブル。たった3曲、10分ちょっとだが、ちょっとローファイな再生装置でがんがん聴くのが似合ってる。それがいちばん格好いいと思う(最初クラシック向けの装置で再生したら全然駄目だった)。できればスピーカーで。うちはアパートだから無理だけど。

 いちばんいいと思ったのはタイトル曲。途中のギターソロ(あの音どうやって作ったんだろう?)と、後半のオルガンのリフがめちゃくちゃ好き!

 椎名林檎のことは一度忘れて聴くのがいいんじゃないかと思う。

 あともうひとつ、CCCDでないところが素晴らしい。アルバムもCDの規格で作って欲しい。CCCDっていろいろな方法があるらしいんだけど、CDプレーヤーにひどく負担を掛けるらしいので(すべてがそうなのかは知らないが)、とても嫌なのだ(だから、椎名林檎の3rdはそれほど聞き込んでいない)。コピーコントロールの問題については、友達の貸し借りくらいは認めて欲しいし。そうしないと、音楽を聴く機会がどんどん減ってしまう。そうすると結局CDを買わなくなってしまう。聴いてみてよかったら買う、ってものだから。

 ネットに流すとかはいくら規制しても構わない。そのへんはアーティストの考え方と、レコード会社の考え方と採算性とから決められることなのだろうけど。

 私の好きなあるアーティストは一度CCCDを採用したけど、その後「正しい」CDに戻っている。これが何を意味するのか。

 東芝EMIには期待を裏切らないことを切に希望します。


 収録曲

01.群青日和
02.その淑女ふしだらにつき
03.顔

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2004.09.09

軍人占い

 亜 凛子さんのサイトで見つけた軍人占い。占いと聞けばれずにおれない私のこと。さっそくやってみました。

 まいまい殿、貴官は「 大尉 」のようだな。

● 浮ついた考え方を嫌う堅実な人だ。どちらかと言えば地味なほうだが、着実かつ慎重に物事を進め、自分の目標をしっかりと手に入れるタイプ。勉強や仕事にもきちんと取り組むので、周囲の評価も上々といえるな。とても真面目で控えめなので、恋愛面では割と古風な考え方をするようだ。恋愛そのものを楽しむよりは、その先にある結婚を念頭においた付き合いをしていった方が結果的によさそうだな。だが、そういうところが、貴官にちょっぴり近寄りがたい雰囲気を植え付けているかもしれないな。だからと言って手軽な恋愛に走るくらいなら、仕事や趣味に没頭したほうがベターだ。自分磨きの期間が貴官にさらなる輝きを与え、より大きな幸福へと導いてくれるはずと信ずる。

※派手に振舞って失敗しないようにな。

● まいまいさんの開運ドリンクは、めんつゆです!

 めんつゆってドリンクだったのか……そういえば子供の頃麦茶と騙されて飲まされたことがあったな(-_- )

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2004.09.05

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG #11, #12 (6)

 #11 affection
 #12 SELECON

 停滞していた感のある話が進み始めた感じ。#11は新人研修中に草薙が遭遇する不思議な話。#12は動き出した「個別の11人」。集結した彼らが起こしたこととは……。

 以下ネタバレ。

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2004.09.01

未映子@表参道FAB (and more)

 FABはほぼ一年ぶり。ライヴもほぼ一年ぶり。未映子さんのライヴは、最初のデビュー以来、2度目。個人的な事情(病気その他)でライヴに出掛けることができなかったのだ。

 ライヴイベント自体の名前は「Say Hello! vol.6」。未映子さんのほかに三組のバンドが参加。

 開演時間を過ぎてもなかなか始まらないなと思っていたら、アコースティックギターを持った男の人と、未映子さんが突然登場。

 すべてアコギの伴奏だけで5曲(だったと思う)。最初が「愛よもっと」次が高校のとき学園祭で初めて歌った歌、とおっしゃってたけど、残念ながら私はその曲を知らなかった。英語の歌。

 もう、そのあたりまでですっかり世界にはまってしまって、何がなんだか分からなくなって、ただ未映子さんを見つめながらバンドサウンドにも負けないほどの「力強さ」にただただ圧倒されて、でも、初めて見たときよりもずっと繊細で、アルバムでさえ聞き取れない(それなりの再生装置で聴いてるんですよ)、鳥肌が立たないでいられない繊細さ。

 すごく乱暴に言えば、めちゃくちゃうまい!ちょっと信じられないほど。こんなことがこの世にあるの?みたいな。初めてのライヴからものすごくヴァージョンアップしている。あまりに歌に集中していたので、三曲目に何をやったのか思い出せない……「千と一夜の奇跡」だっけ? 違ってたらごめんなさい。というか、確か5曲やったんだよね、あれ?6曲だったっけ?という有様。

 それから「ゆく河の流れは、この心とおなじ」。この曲を人前で歌うのは初めてだって!もの凄く得した気分。なんて考えているゆとりがないほど歌を聴くことに入れ込んでしまった。少しだけ泣いてしまったのはここだけの秘密。

 そして最後に「悲しみを撃つ手」……

 終わったあとあまりに圧倒されて、しばし呆然。


 次が名古屋からやってきたという「ももいろハニー」というバンド、そして「jamzvillage」。どっちも初めて聴くバンド。「ももいろハニー」って女の子バンドかと思ってたら男の子バンドだった。でも、ボーカルの男の子が普通にしゃべってる声と歌ってるときの声が全然違うの。歌っているときの声はまるで女の子みたいでキュート。カワイイ。
「jamzvillage」の方はボーカルの子が背が高くて帽子を斜めに被っててちょっとかっこいい。この子も歌としゃべる声がちょっと違う。……調べてみたらソロユニットなんだって!ピアノも弾けるし、結構いい感じ。

 ところで、こんなこと書いたら、どっちのアーティストも不愉快に思うかもしれないけど(最初に謝っておきます。ごめんなさい)、たぶん全く意識していないレベルで、あるいは聴いたことさえないのかもしれないのだけど、フィッシュマンズの香りがするのでした(真似してるってことじゃないです。「香り」なんです)。どこが、といわれると困るのだけど。アーティストの音楽的方向性もちょっと違うし。

 ただ、フィッシュマンズ的な何かが誰にも意識されずに空気中で砕け散って、知らないうちにいろんな人に吸い込まれているのかもしれない、と個人的に思っただけなんです。

 そこで個人的にギブアップ。体力的限界が来てしまったので、残念ながらもうひとつ残るバンドを後にして帰路に着いたのでした。かぼちゃの馬車にはまだ早かったんだけど。

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