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2005.01.30

近況

この1月はろくなことがなかった。高熱を出して寝込んだり、年末に買った某デジタルカメラが2万円も値下がりするし、挙げ句の果てには大型のカッターで自分の腿に斬りつけ(事故です。念のため)、救急車で運ばれるという体たらく。自分が救急車で運ばれるのは初めて。救急隊が来るまでは血が止まらなくて困っていたのだけれど、さすが救急隊、その場で止血処理をしてくれた。感謝。傷は長さ3センチくらい、深さ数ミリというところ。全然痛くなかったしパニックにもならなかったけど、どうしたらいいのか困って近所の知人に相談したら救急車を呼ばれたという次第。
で、初めて縫合を経験。局部麻酔が痛い痛いと言わずにいられないくらい痛かった。あとは針でちくちくされるのを感じる程度。
翌日病院で患部を消毒後水の入らない絆創膏を貼って貰う。が、脚を伸ばした状態で貼ったので翌日には浸水。脚を曲げた状態で予備に貰ってきていたのに貼り替える。縫合したところをしげしげと観察。確かに糸で縫ってある。でもかがり縫いとかそういうのとは違ってた。医者が言うには三針。
明日抜糸。抜糸したあとがちょっと不安。

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2005.01.23

OTOMO YOSHIHIDE'S NEW JAZZ FESTIVAL @新宿PIT INN [1/21(Fri)]

 大友良英による5日間連続ジャズフェス。全部行きたかったけど、金と体力その他の問題から、1日だけ見に行くことにした。行くなら21か22、23。で、ONJOの方はまた機会があるかもしれないということと、なんとなく吉田アミさんの追っかけになっていることから、21日に決定。

 PIT INNに行くのは初めて。って最近初めての場所ばっかり行ってるからな。昔行ってた場所は消滅したりしてるしね。

 開場の少し前に行ったら、もうたくさん人が集まっている。中がどうなっているか心配。座れるか? 情けない話だが、まともに仕事した日はライヴを見に行くのが体力的にかなり辛い。クスリのせいもあるかもしれない。

 で、まあ何とか座れることができた。意外だったのは、大学の教室みたいにテーブルと椅子がステージに対して横に並んでいたこと。ドリンクの置き場所に困ることがなくて良かった。

 楽屋って基本的にないのね。あるのかな? 外で待ってたとき、後ろのドアがいきなり開いて大友さんが顔を出した。で、中に入ってみて分かったことだけど、そのドアはステージに直結しているのだった。楽屋があるとしたらカウンターの後ろとかそういうところしか考えられない。

 どうでもいいことを書き連ねてしまった。でも初めていく場所ってそういうのが何だかとても気になるんだよね。

 今までの感じとしては、ジャズとか何か新しい試みをしようという空間は、楽屋的なものが欠落している気がする。目指しているものが、たとえばFABなんかとはまったく違うんだろう。

 さて、時間の進行は割と厳密だ。こないだの円盤のアットホームさとはまた違った緊張感。

 最初に大友さんが登場。ステージの流れを説明する。予定と順番が変わっていた。1番目と2番目が逆になっていた。でもこれが非常に良い流れを作ったんじゃないかと思う。

 大友さんが危惧していたのはアルフレート・ハルト、杉本拓、吉田アミのトリオ。何が起きるか分からない、これが音楽かと帰ろうとする人がいたら、オレを倒してから帰れなんて冗談を言っていた。

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2005.01.18

『tokyo incidents vol.1』東京事変

 実はまだ『教育』も聴いてないのに……っていうか、すっかり旬を逃してしまったね。まあいいや。

 おまけは別として、全5曲だけで終了というのはビデオクリップ集としてはすごくいいのではないか。潔くて。

 で、個人的にはバンド演奏を主体にした前半の方が映像としては好きかな。でも「車屋さん」のやる気ないみたいなのも好きだけど。とにかく、いきなり始まってすっぱり終わるところがすごく好き。

 曲については『教育』を聴いた時点で。

 で、特典映像としてメイキングが収録されてるんだけど、椎名林檎ってフェンダー系のギターはあんまり似合わないな。そういうイメージができちゃってるからかな? ビデオクリップに映ってるギターはたぶん全部dusenbergだと思うんだけど、やっぱりギブソン・グレッチ系が似合うね。

 こないだビデオクリップにも登場するdusenbergの椎名林檎モデル「市松」を楽器屋で見た。弾かせてもらおうかと思ったけど、何となく気恥ずかしいからやめた。買ったとしてもホロウボディだからアパートじゃ響いて弾けないし。で、ソリッドボディのやつを弾かせて貰ったんだけど、全然音にならないの。どうしてこんなやつがギター買いにくるの? っていうくらい。その直前に全然別のギターを弾かせてもらってたんだけど、同じ人間が弾いているとは思えないくらい。

 でもそれ以前にしばらくギター弾いてなかったのにいきなり試奏ってのもねぇ。

 私には椎名林檎の真似は未来永劫無理のようです。ってどうでもいい話で失礼。でも、dusenbergってカッコイイね。ついでにオレンジのアンプも。せめてあれくらいは欲しいな。小さいのあるし。その前に部屋の片付けだ。


 曲目

01.群青日和
02.その淑女ふしだらにつき
03.遭難
04.ダイナマイト
05.車屋さん
06.サービス

※その他メイキングなどの特典映像。

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2005.01.16

『DASY CHAINSAW The Videos』DAISY CHAINSAW

 なぜか去年の末に突然発売されたDAISY CHAINSAWのビデオクリップ集。公式には今年(2005年)ということになってるけど。

 少し前から友人たちに「怖いという概念がよくわからない」と言っていたのだけど、このビデオクリップ集を見てよくわかりました。すげー怖かったです。何が怖いってケイティが。2と3では狂ったオフェーリアを念頭に入れてビデオを作ってるんじゃないかと思うんだけど、狂ったオフェーリアを演じているんじゃなくてそのもの。というか、ひとりの狂った女がそこにいる。演技してるんだろうけど演技には見えない。目がイッちゃってる。

 全編血みどろでエロくてモノクロとカラーが交錯していて、今になってこんな凄まじいモノを見ることができたなんて、one little indian(今でもたぶんインディペンデント・レーベル。あのビョークが在籍していたシュガー・キューブズもここから出してた)に感謝感謝感謝大感謝。


 曲目

01.love your money
02.pink flowers
03.hope all your dreams come true


※以下のウェブショップで買えます。アマゾンUKでも買えるかもしれない。クレジットカードないと無理だと思う。

One Little Indian Web Shop
http://www.onelittleshop.com/

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2005.01.09

『ドラゴンタイガーエスカルゴ』カリフォルニアドールズ

 ……去年の末いち早く手に入れたのにこれまで感想を書けなかったのは、聴いた人なら理解してくれるだろう。どこから手を付けたらいいのか分からない。手がかりがないんじゃなくて、手がかりが多すぎる。

 カリドルのサイトで行われている「コメント99人斬り」に寄せられているコメントを読んで思うことは、このアルバムと同じようなものだ。言ってることがひとりひとりちがう。多少オーバーラップしながら。

 話は変わるが、大昔NHK−FMで「サウンドストリート」という番組があって、今となっては御大となっている渋谷陽一とか坂本龍一とか山下達郎とかが番組を担当していた。

 坂本龍一のサウンドストリートの目玉とも言えるコーナーがあって、それが「デモテープ特集」だ。約一時間、リスナーから寄せられたカセットテープ(!)を掛けて坂本龍一がそれにコメントを付けていくという企画なのだが、当時の宅録少年少女(十代を中心に三十代くらいまでいたと思うが)は必ず聴いていたはずだ。そこの赤面しているあなたも聴いていたでしょう?(テイ・トウワはあれがきっかけでメジャーになったのだろうか? 頭ひとつ出てたから)。ちなみに、当時の番組のテープは今もあるけど、聞ける状態にあるかどうかは不明。

 で、私は『ドラゴンタイガーエスカルゴ』を聴いて、何となくあの血脈を見出してしまった。宅録に命賭けます的情熱(実際この作品はマスタリング以外宅録)。

 で、それはそれとして、じゃあ完成したこのアルバム自体はどうなのさと聞かれると、言葉に詰まってしまう。批評不可能ではないが、批評を拒絶している。でも私が書こうとしているのは批評なんかじゃなくって、ささやかな感想に過ぎないのだが……。

 超絶ポップミュージックなのだけど、ヒットチャートにしか登場しないようなポップミュージックしか聴かない人が聴いたらたいていの人は頭の中に解析するプログラム(もしくは抗体)を持っていないと思うので、拒絶するか、混乱するか、虜になるか、いずれにしても「アイム・ショックド」という事態になるのだろう。友達になるとしたら、混乱したり虜になる人がいいな。

 ひとつ言えることは、昨年最後に出た音楽最終兵器だということだ。

 何を言ってるのかわかんないよというそこのあなた! 取りあえずは買って聴いてみてね。カワイイ曲から爆音系まで、テクノから童謡まで、なんでも取り揃っています。でもこれって踊れる曲ってないよね。テクノ系(?)っぽいのは必ずリズムが引っ掛かってたりするから……踊らせないってわけですね(実はそういうところがものすごく好きなんだけど)。

 そうそうそれから、詞が素晴らしいです。どうしたらこんな言葉が頭の中から出てくるのか。嫉妬。アイム・ショックド。

 書くべきことがちっとも書けていないような気がしますが、これで勘弁してください。


 曲目

01.アイム・ショッックド
02.BOLO BOLO
03.Drum
04.遺伝子リコピー
05.うじ虫
06.no pc
07.Azalea'n Rose
08.ラスボス
09.crip
10.dot
11.チャミちゃん
12.暗闇の中
13.Alex Expander
14.お嫁さんが欲しい
15.俺いい奴 俺悪い奴 (Live at 渋谷・青い部屋 2002.7.21)
16.Slush (Live at 吉祥寺・MANDA-LA 2 2003.8.23)

(カリフォルニアドールズ公式サイトは左側サイドバー参照)

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2005.01.04

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG #19, #20 (10)

 #19 CHAIN REACTION
 #20 FABRICATE FOG

 今回はまた本筋に戻って、9課がクゼを追うストーリー展開。もう20話まで来たのに、なかなか先が読めない。

 今回は体調不調につき、短めに。間違いがあったらごめん。

 以下ネタバレ。

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