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2005.04.01

攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG #25, #26 (13)

 #25 THIS SIDE OF JUSTICE
 #26 ENDLESS ∞ GIG
 今回で最終回。それほど予想を覆すような終わり方ではなかったけど、後を引く終わり方。
 以下ねたバレ

 今回はストーリーを書く気がしない。断片的な感想を書くことで許して欲しい。

・タチコマたちは前回も今回も自爆して果てた。今回は巡航ミサイルに自分たちのAIの載った衛星を衝突させて。タチコマたちの衛星は米帝のものだった。タチコマたちは草薙の命令を無視して、自爆する。「僕らはみんな生きている」を歌いながら。もちろん私はジェイムズ・ティプトリー・Jrの『たったひとつの冴えたやりかた』を思い出していた。監督も当然読んでいたのだろう。

・草薙とクゼが地下に閉じこめられたとき、監督によればクゼは過去の記憶をほとんど完全に忘れていたと言っていたけど、二人が抱き合って、草薙がりんごを囓ったとき、クゼにかすかな記憶が脳の中を掠めたと思いたい。

・ゴーダが最後まで見事な悪役であったことは称賛に値したい。草薙とバトーに頭を吹き飛ばされ、蜂の巣になる瞬間まで。

・クゼの最後はあまりに寂しい。でも彼の死としてはいちばん相応しかったのかもしれない。

・ストーリーを追いながら感想を書いていくという方式を放棄したのは、タチコマたちの最後と草薙の心の揺れと痛みにやられてしまったからだ。春だからな。

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Comments

やっぱおもしろいよ!いままであった映画や小説などのスタンダードパターンをうまくミックスさせてるね。前に話したけど今の時代のアートの傑作って、全く新しいものを作るんじゃなくて、ミクスチャーのセンスがものをいう時代だと思う。音楽でいえばジミヘンでなくジミーペイジだね。ジミヘンのような人間がでてくる土壌ができるのは、うちらが死んだあたりなんじゃないかな。って漠然と思ってます。

タチコマの最後はかなりさびしかったっすな。で、最後で復活したタチコマはフチコマをモチーフにした気がしたんだけど…

しかし、世代が同じ人の作品ってバックグラウンドが同じなため作品の出来とは違うシンクロがあるなぁ。

あ、合田の声が西田健さんだったのにびっくり!

Posted by: つヨ | 2005.04.04 03:05 AM

うん、すごく面白かった。ジミー・ペイジっていってもいいけど、アンディ・ウォーホルっていってもいいかもしれないね。

確かに、ジミヘン的天才は我々が生きているうちには見ることができないかも知れないね。もし見れたらかなりの幸運だと思う。

世代的なものはかなり関係あるかもね。もう少し上だと押井守的世界の方がピンと来るかもしれないね。

タチコマの最後は記事に書いた通りだけど、今回の始めと終わりは原作の第一話に始まって第2話の初めで終わってる。確かめてみて。

Posted by: まいまい | 2005.04.04 01:17 PM

初めまして~('-'*)攻殻検索で飛んできました(^^)/よろしくです

攻殻の記事、内容が濃いですね~w(゚o゚)w
今頃になってですがコメントさせてもらいました(*'-^*)。
また、ちょくちょくお邪魔しますね('-'*)よろしくお願いしますm(_ _)mペコッ

Posted by: 瑠璃色 | 2006.03.07 11:46 PM

>瑠璃色さま

どうもです。この頃本当に攻殻にはまっていたので自然と考察したりストーリーまで書いちゃったりしてかなりハイでした。

こちらこそよろしくです。

Posted by: まいまい | 2006.03.08 08:37 PM

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