Guitar Solo performed by Otomo Yoshihide
ほんとうに、すごくいいアルバム。大友良英さんの人柄がそのまま出ている感じ。ギターソロなんだけど、アンプのわずかなエフェクト(トレモロ)を除いて、いわゆるエフェクターはたぶん一切使ってなくて、ギターとアンプだけでこれだけ多彩な音がでるとは、という驚き。そしてピッキングの微妙さとか、ミュートした音の優しさ・エロティックさとか、いろいろあるんだけど、温厚そうで怒ったら怖いんじゃないかという(私の勝手な想像)大友さんの人柄がそのままあらわれている、という感じがする。
どんな曲も、微妙に「普通」じゃない。そう、ギターのソロアルバムってこんなもんでしょ? っていうのを心地よく裏切ってくれる(昔からの大友さんのファンにはこれが普通なのかも知れないけど)。
もちろん爆音フィードバック系の曲も何曲か入っている。これは生で聴いたことがあるんだけど、やっぱっりすごく格好いい。優しくて野蛮で繊細。
あと、録音に関わるちょっとしたエピソードがあるのだけど、それはぜひ買ってスリーブの内側を読んでみて欲しい。
それと、最後のあれは……? やっぱり?
曲目
01.Theme From Canary
02.Rig
03.Gomen
04.Mood Indigo(Ellington-Bigard-Mills)
05.Kazahana
06.Roulette
07.Misty(E.Garner)
08.Cylinder
09.Lonly Woman(O.Coleman)
※作曲者を表示してあるもの以外は大友さんのオリジナル。
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