« 疲れた | Main | 『chasing eva』maple bee »

2005.04.09

Guitar Solo performed by Otomo Yoshihide

 ほんとうに、すごくいいアルバム。大友良英さんの人柄がそのまま出ている感じ。ギターソロなんだけど、アンプのわずかなエフェクト(トレモロ)を除いて、いわゆるエフェクターはたぶん一切使ってなくて、ギターとアンプだけでこれだけ多彩な音がでるとは、という驚き。そしてピッキングの微妙さとか、ミュートした音の優しさ・エロティックさとか、いろいろあるんだけど、温厚そうで怒ったら怖いんじゃないかという(私の勝手な想像)大友さんの人柄がそのままあらわれている、という感じがする。

 どんな曲も、微妙に「普通」じゃない。そう、ギターのソロアルバムってこんなもんでしょ? っていうのを心地よく裏切ってくれる(昔からの大友さんのファンにはこれが普通なのかも知れないけど)。

 もちろん爆音フィードバック系の曲も何曲か入っている。これは生で聴いたことがあるんだけど、やっぱっりすごく格好いい。優しくて野蛮で繊細。

 あと、録音に関わるちょっとしたエピソードがあるのだけど、それはぜひ買ってスリーブの内側を読んでみて欲しい。

 それと、最後のあれは……? やっぱり?


 曲目

01.Theme From Canary
02.Rig
03.Gomen
04.Mood Indigo(Ellington-Bigard-Mills)
05.Kazahana
06.Roulette
07.Misty(E.Garner)
08.Cylinder
09.Lonly Woman(O.Coleman)

※作曲者を表示してあるもの以外は大友さんのオリジナル。

|

« 疲れた | Main | 『chasing eva』maple bee »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference Guitar Solo performed by Otomo Yoshihide:

« 疲れた | Main | 『chasing eva』maple bee »