大友良英&磯端伸一 ギターソロ&DUO @キッド・アイラック・アート・ホール 2005/08/04
脳味噌腐ってるけど忘れないうちに書いておかないと。本当に素晴らしい瞬間に立ち会ったのだから。
微音から轟音までということで、演奏中はエアコンが切られていたので肉体的には辛かった。しかもドリンクにワインを選んでしまったので。いちおうクスリ飲んでから2時間は経ってたんだけどな……
前半後半の2セット。前半はソロ、後半はデュオ。
1セット目、最初は磯端さんのソロ。ギターはギブソンのフルアコをアンプに繋がずに演奏。
凄かった。こんなギター聴いたことがない。陳腐な表現しか思いつかないけど、クールでシャープな音色と演奏、そして超絶技巧。ボウイング(弓で弾くこと)とかもやってたけど、なんていうか、私の知っている誰とも似ていない。完全なインプロヴィゼーションなのかある程度曲として形が決まっているのか知らないけど、そんなことは別として、本当にすごい人がいるのだなあと思った。
演奏のテンションが上がるに連れ、会場は熱気に包まれていった。って比喩じゃなくて。どんどん気温が上昇していた。だってあの日も暑かったもの。あの狭いホールにあれだけ人が入って密閉してエアコン切ったら……正直に書くけど、何度か意識が遠のいた。
次が大友さん。大友さんもフルアコ。でもアンプを使用。フィードバック奏法にはアンプに繋がなきゃどうしようもない。
大友さんの出す音は、磯崎さんの後だとそのウォームな音色がひときわ際だつ。こちらも微音から轟音まで。もちろん磯崎さんよりもアンプを使った分より轟音なのだが、この頃になってかな〜り意識が朦朧としてきて、しかも大友さんの出す音がものすごく気持ちいいので、半分居眠りしてました。ごめんなさい。でも、日本の伝統芸能のひとつ、能では居眠りするくらいが素晴らしい舞台という見方(言い訳?)もあるので、勘弁してください。もしつまんなかったり気持ちよくなかったら、気分が悪くなって席を立っていたと思うので。
で、インターバルの時間に外の空気を吸ったらだいぶ持ち直した。会場もがんがんにエアコンを掛けてくれていた。で、限界まで冷やしたところで2セット目が始まるというわけ。
後半はアルコールとクスリの影響もほとんど抜けたせいか、暑くても気合いで乗り切れた。
二人のデュオはちょっと考えられないほど素晴らしいものだった。磯端さんは後半ではギターをアンプに繋いだり、なんだか良く分からない、机上に取り付けられたギターの弦に別のギターの弦をぶつけると音がする装置だとか、ギターのブリッジの後ろの方にその弦を触れさせるとノイズが発生するとか、大友さんの方はピックを弦に挟んで鐘みたいな音を出してみたり、馬蹄形の磁石?で弦を叩いてみたり。そうそうそれから二人とも小さなクリップみたいのを弦に取り付けていたり、至れり尽くせりのアイディアの演奏を披露。凄かった。
そのあと短めの曲を三曲くらい。これがまた息がぴったり合っていて、恍惚としてしまった。いや、暑かったからじゃなくて。どこまでもクールな磯端さん、どこまでもウォームな大友さん。
たぶん、いつの時代でもこういう歴史的瞬間というのは訪れているのだろう。それに立ち会えて非常に幸運でした。
磯端さんのCDを売っていたので購入。なんと\500なり。しかも数日前の演奏じゃん(笑)。なんか凄い時代に生きてるのかもしれない。
このCDも聴いたら感想書きたいと思うけど、何しろこの暑さでへろへろなので、ちょっといつになるか分かりません。この感想もへろへろだし。恐れ多くも大友さんのところにトラックバックしようかと思ったけどあまりにへろへろなのでやめときます。
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