秋日和
病院の帰りに寄ったスタバで老人に話しかけられた。
おじいさんというよりも老人。老人と海、の老人。矍鑠としているというのとも違うし、老紳士というのとも違うし、かといって疲れ切ったというのでもない。自然体。「暑いね」って。スタバで話しかけられたの初めて。
「こないだ新宿行ったけど、半袖だったよ」それだけ言うと、席を立って、サングラスを掛けて、自転車で颯爽、というのとは違うけど去っていった。微妙なアヴァンチュール。
夕方の六時頃から二時間半くらい眠ってしまう。医者に昼寝は認められていたんだよ。でも目覚まし掛けて1時間とか限定で。
でもね、それだけ寝たらすっきりしたよ。でも、明日の午前四時とかに中途覚醒に悩まされないかちょっと心配。あとね、今日はちょっと動きすぎたかなって。勘違いしてまだ発売になっていない本を探して紫外線の下を歩き回りすぎた。
郵便局にも行ってしまった(半分しか目的達成できなかったけど)。
午後にきょうだいと長電話してしまった。
ネットにしがみつきすぎた。
医者からはもっとブレーキを掛けるように言われている。でも気が付くとアクセルを踏み続けてしまう。私にブレーキはついてないの! ってそれじゃあ死ぬよ。
ああこまったとか思いながら紫外線降り注ぐ陽の下で、心地よい秋風と戯れながら、「こういう問題について考えるには情緒を極力排しなければならない」というのってあまりに幼稚じゃない? とか考えてみたり(だってそれ自体あまりに情緒的じゃなくって? それにどうしてそんなに情緒=情動を恐れるのかしらね。男の人って変)。
まあ疲れるわな。
ジャンクフードで夕食。やさぐれてみる。最近お気に入りのドクターペッパー。
ああ、このまま行けば飛べる! でも飛ばない。やめとく。お休み。まだしばらく寝ないけどさ。それこそ中途覚醒どころか早朝覚醒して時間をもてあましてしまふ。
でも、紫外線は別にして、日に当たるのも悪くはないね。日傘持ってないのが残念。乙女だけどヤンキーちゃんだからね、基本的に。