Ces Chiens(早川義夫・佐久間正英) + HONZI@月見ル君想フ 2005/11/11
「月見ル君想フ」というライブハウスは何でもかんでも月のイメージ。いや、それだけじゃないんだけどね。ただ、それとはべつに、あの辺は私にとって迷宮なんだ。あの交差点を中心にあっち行ったりこっち行ったりさんざんだった。結局現地で待ち合わせる予定だった友人にナビして貰ってやっとたどり着いた。なんといちばん先に向かった方向で正しかったのだ。道の反対側を通っていれば自力でたどり着けたかもしれない。
中身は吉祥寺のマンダラとちょっと似ていて、二階席があったりした。
お腹が空いていたのでフードを注文してからライヴに専念。
何といってもあの早川義夫である。しかも他のメンバーがまた凄い。佐久間正英とHONZIである。知らない人は自分で調べておくれ。全員が日本のミュージックシーンに多大な足跡を残した方たちばかりだ(佐久間さんのサイトってあるのかな? ありました! 友人が見つけてくれました。謝謝)。
ちなみに早川さんがピアノ弾き語り(というのかわからん)、HONZIはヴァイオリンと、この日はピアニカ。佐久間さんはギターとベース(曲によって持ち替えていた。普通同時には弾けないだろ? 異常な人はやってるけど)。
ここから先、何を書いたらいいのかよく分からない。三人ともよく知っているのだけど、生で見るのはまったく始めてで、でもぜんぜん違和感なくて、演奏も早川さんの歌もものすごく良くて、思い出すと鳥肌立ってくるし、泣けてくる。どうしたらああいう一種軽妙な歌い方で泣かせられるのか。
とにかく全員の息がぴったり合っていて、じっくり聴き入ってしまう感じ。目を瞑ると頭の中で音が飛ぶ。極彩色だったり墨染めだったり。目を開けていた方が得なのか、瞑っていた方が得なのか、ほとんど究極の選択ともいえる。
ライブが終わってから、立ち上がる気になれなかった。というか、腰が抜けたみたいになってしまった。それから駅で友人と別れるまで、その日のライブがどんなに素晴らしいものだったかということばかりをまくし立てた。他にどうしたらいいか分からなかったんだ。
一人になってから、すごく寂しくなって、でもライヴの音やことばが頭の中をぐるぐるしていて、悲しいんだか幸福なんだかぜんぜん分からない、心ここにあらずみたいな、わけの分からない状態になってしまった。
こうして書いていると、「素晴らしいライヴでした」ということしか書けていないのだけど、ほんとうにそれしか書けないのだ。
そう、それから帰りにCDを買った。もう少し熱が冷めてから聴こうかと思っている。次に見に行くライヴが二十日頃にあるんだけど、それまで微妙に微熱状態が続くような気がする。
それにはライヴとは直接関係ないけど間接的に関係あるスペシャルなことがいくつかあって、それも微熱の原因になっている。と思う。
ライヴレポートとしてはあんまり役に立たない、しょーもないことしか書けないのか。知りたい人はライヴに足を運んでください。でも、ライヴレポートっていうのはアマチュアにとってはこういうものじゃないのかって気がするよ。開き直り? うん、そう思ってくれていいよ。本望です。
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