東京事変@NHKホール 2006/05/26
ツアーの名前は「"Domestic"Just Can't Help It.」
渋谷に来るのは半年ぶり。かといって特別な感慨があるわけでも無し。
ただ、渋谷はガキの街ではなくなったなと。かつてガキだった我々も出没するから。
東京事変のライヴ会場であるNHKホールにも老若男女取り混ぜて。まあ、圧倒的に若い人が多いんだけど、女子率と男子率どっちの方が高かったか微妙。同じくらい? もしかしたら女子率の方が高かったかもしれない。
事前に会場でグッズをいろいろ売っていることは知っていたけど、長蛇の列が。百メートルはなかっただろうけど八十メートルくらいはあったような気がする。始まるまでにグッズ売り場にたどり着けるかと思ったけど、十分ちょっとで到着。
手錠プリントのTシャツを買おうかと思ったけど、箔押しだというのでやめた。洗濯したらぼろぼろになりそうで。結局パンフレットだけ買った。
グッズ入れの紙袋も売っていたのだが、みんなそれに買ったものを入れるという寸法。デザインが結婚式の引き出物入れっぽい。
実は生林檎は今回が初めて。ファンを始めたのが「歌舞伎町の女王」の頃からだから、ずいぶんになる。なぜライヴ会場に足を運ばなかったかといえば、チケットを取るのが大変そうだったから。今回は友人の特別のご厚意で参戦できることになった。
でも、あまりにも長くファンをやっているので、緊張感はあまりなかった。
東京事変に関しては、脳病のひどい時期と重なっていたので初期のシングルを何枚か聴いただけ。つい最近になってファーストをやっと聴いたというところ。今回のツアーの「ADULT」はまだ聴いていなかった。でもそれがどうだというのだ。曲を知っていようがいまいが聴かせてこそのバンドではないか?
ステージが始まって思ったのは、やっぱり椎名林檎は歌がうまいなということ。CDではコンプかけまくりなのであのうまさが半分死んでいるのがとても残念だと思う。
バンドのうまさも特筆ものだ。メンバーチェンジして亀田師匠以外はほとんど入れ替わったのかな? まあその辺は詳しい人のブログでも参照してください。
師匠のベースはすごくいいね。年齢も飛び抜けて上だけど。ドラムスがものすごくパワフルで師匠とは感覚的に違うのだけど、それでも素晴らしいリズムセクションになっている。
そこにギターとピアノ(キーボード)、林檎姫。
久しぶりに大きなハコに行ったわけだが、いろいろ変わっていて時代の流れを感じる。ミュージシャン側のモニターは全部イヤホン。ステージの前の無骨なスピーカーはなくなった。ギター関係もほぼワイヤレス。でも音は昔よりもいいくらい。
歳寄りの戯言だけど、八十年代後半から九十年代前半はポップスだろうがロックだろうが何でもかんでも爆音で、ライヴ会場をあとにするとき必ず難聴気味になっていたものだが、今はうまく音をコントロールしていて、耳に優しくて、しかも通る音を出すことができている。
ステージはシンプルで、映像を映し出すことによって効果的な演出を行っていた。あと、林檎姫を初めとして衣装替え。これはなかなか楽しかった。「りんごちゃんかわいいー」と叫んでる人が隣にもいたが、然り。
知らなかったり忘れたりしてる曲ばかりだったが、どれもすごく楽しめた。みくしなんか見ると泣いたりしてる人もいたようだが、泣けなくなってるのは歳を取った証拠。自分よりもずっと若いメンバーがすごいことをしていると、なんていうか、お姉さんかお兄さんの気持ちになってしまうのだ。自分を重ね合わせるというよりは。
若かったら泣いてたかもね。
ちなみにわたくしは椎名林檎と雰囲気がどこか似ているらしい。仕事で林檎姫とお話しした友人がそう言っていた。どこがどう、ということじゃなくてらしいけど。
最初数曲はちょっとかたい感じがしたけど、そのあとは脂がのって、あとツアーも終わりということで独特のリラックス感が何ともいえず。
にしても林檎姫、ソロのときよりも若返った感じ。子持ちなのに。三十も近いというのに。とてもいい状態にあるってことなのかも。
えー、インチキギタリストのわたくしはギターにも注目していました。ギターの浮雲氏がメインで使っていたギターは二台。片方はVOXのファンとむというヤツ。白い方のギターね。もうひとつの三角形のキラキラしたギターは不明。知らないギター。
林檎姫がメインで使っていたギターも不明だったが、偶然ネットの某所で見つけた。GIBSON RDというシリーズのどれか。七十七年前後に作られていたアクティブサーキットのギター。回路はなんとMOOG! 欲しい! と思って探してみたら絶対に買えないというほど高いギターではなかった。ヴィンテージものとしては安い方だろう。
でもなあ、林檎姫のギターって私の手に馴染まないことが多いんだよね。Duesenbergとか……
もう一本は「リッケン620」、あとアコギ。
しかし、久しぶりにオールスタンディングじゃないのにオールスタンディングで見てしまったよ。気持ちよかったけどね。リズムに合わせてからだ動かすと近所の人にぶつかるけどさ。
途中でバービーボーイズのカヴァーとかやったんだけど、近所の人が一瞬みんな止まってた。ごめんよ、わたしはリアルタイム世代だよ、と勝手に盛り上がる。
アンコールでやった「丸の内サディスティック」はなんかよかったな。なつかしー、みたいな。アレンジも変えて。
帰りに気になっていたアナログ盤を買う。プレーヤーないんだけどね。ポスターもらっちゃった。どんなのだかまだ見てないけど。
ずっと体調悪くてあらゆるライヴパフォーマンスを半年くらい見てなかったんだけど、やっぱりいいや。インスパイアされるし。もう少し体力付けて、いろいろ見に行きたい今年の後半であった。
あ、セットリストとかは他の人のブログとかウェブサイトとか見てね。もうわたしはそういうのを載せる役割ではなくなったなとしみじみと思うので。
