『TOMOKOまで51km』種ともこ(BlogPet)
まいまいの「『TOMOKOまで51km』種ともこ」のまねしてかいてみるね
以前『O・HA・HA・HA・YO』のDVDを紹介したが、あれが、あれが89年?
これは90年の大阪厚生...
*このエントリは、ブログペットの「さぶろう」が書きました。
まいまいの「『TOMOKOまで51km』種ともこ」のまねしてかいてみるね
以前『O・HA・HA・HA・YO』のDVDを紹介したが、あれが、あれが89年?
これは90年の大阪厚生...
*このエントリは、ブログペットの「さぶろう」が書きました。
以前『O・HA・YO』のDVDを紹介したが、あれが89年。これは90年の大阪厚生年金会館でのライヴ。たぶんわたしもこのツアーを見に行っていると思うのだが、あまり記憶にない。このときのアルバムはなんだっけ? Wikiによれば「うれしいひとこと」のようだ。で、このアルバム、種さんのなかではいちばん売れたアルバムのようなのだが、実はわたしはあまり好きではない。
どういうわけか知らないが、わたしの好きな種さんと、他のたくさんの好きな人の種さんは、かなり食い違っているらしい。
これも、VHSだったものをDVDにして再発したものだが、前作に比べてあまり思い入れのないアルバムのツアーだったせいか、かえって素直にいいなあと思えるのでありました。なんて現金なのでありましょうか、
なんか、アーティストとの距離の取り方というのが、良くも悪くもそのあともずっと聴き続けることになるのかどうか、ということと関係しているのかもしれない。種さんとはとにかくデビューの時からのお付き合いで、新譜が出れば必ず買ってきた(シングルはほとんど買っていない。買う習慣がなかった)。
この、いちばん売れていた時期はちょっと醒めていたわけで、アルバムもそんなに聴いていない。でもふしぎなもので、この頃のアルバムでよく聴いていた「音楽」とかはそのあとあんまり聴かなくなってしまい、ずっと後になってから、「KISS OF LIFE」という、その頃はほとんど聴いていなかったアルバムをよく聴くようになったり。なかなか微妙な関係だ。
1999年の「hetero」以後は、わたしのペースともぴったりあってくれているので、そして非常に質の高いアルバムを作ってくれていると思うので、安定した距離感を保っている。ライヴには行ったり行かなかったりだ。理由は、ここには書けない。
今の種さんしか知らない人は、 わたしの距離感を別としても、『O・HA・YO』よりも、どちらかといえばこちらの方がお勧めかもしれない。これといった理由はないのだが……
収録曲:
01.雲に映る歌
02.O・HA・YOメドレー
O・HA・YO
戦争気分でPicnic
O・HA・YO
遅咲きスキャンダル
03.好きだと言わせない
04.二度と森へは誘わないで
05.笑顔で愛してる
06.INITIALISE
07.サヨナラPlay Boy
08.ダイエット ゴーゴー
09.水の中の惑星
10.うれしいひとこと
東口トルエンズは戸川純(Vo)と山本久土(G)のユニット。セルフから古今東西のカバーをしまくるというコンセプトらしい。
山本久土って、知りませんでした。ごめんなさい。でもすごい。惚れました。純様との掛け合いが絶妙であります。
基本的には山本久土がアコギを弾いて歌って、戸川純が歌う、という形式。戸川純二日連続の登場でありますが、相変わらず麗しい。
戸川純ってものすごく誤解されやすいというか、そのように振る舞っているわけなんだから、それについてどうこう言っても仕方がないし、言うべきでもないのだけど、ひとつだけ。とにかく見逃されがちなのが、その品性。これほど品のある方は、滅多にいない。その意味では「美女と野獣」的ユニット。いや、純様も野獣と化しているのだけど。山本久土ソロの曲がいくつかあって、それと純様。ふたりで遠藤ミチロウ先生の曲をやったりするのは素敵すぎる。
えーと、基本となるライヴは新宿のどこだっけ? DVD再生しないとわからないのでパス。でも最初にいろいろなところでやった映像が出てきて、どれもすごく良さそう。
そういえば純様はリアルでは見たことないのだよな。一度足を運ばないとだめだな。
ちょっと短い感想ですけど、素晴らしいライヴでありますので、心ある方は是非。
収録曲:
01.イントロダクション
02.バージン・ブルース
03.諦念プシガンガ(BORRACHITO EL)
04.家畜海峡
05.蘇州夜曲
06.ローハイド
07.なまけもの
08.吹けば飛ぶよな男だが
09.Preach
10.ジャングル・ブギー
11.最后のダンスステップ(昭和柔侠伝の唄)
12.ヒステリヤ
13.解剖室
14.踊れない
15.東口トルエンズのテーマ(~「侍ジャイアンツ」)
16.蛹化の女
17.まさおの夢
BONUS TRACK
踊れない
連休なのでDVDを連続してみている。ただ、見ているときはたいてい酔っぱらっているので、映画などはNG。ということで音楽関係ばかり。
ここ最近、さぶろうにまかせっきりだったので、半年に一度くらいは何か書かないと、という気持ちがないでもない。でももう、ブログに本なりCDなりDVDなりの感想を書くことはあまり意味がないのではないかと思っている。なぜなら、気になるならばそれを実際に自分で読むなり聴くなり見るなりすればいいからだ。誰かの感想が、何かの役に立つだろうか? それが批評として成立し得るものであれば価値があるといえるが、そうでないならば、たんにネット上のノイズを増やすだけだ。
ただ、それらを踏まえた上で、検索して何らかの情報が出てくる、というのは有り難いことがある。ネット上の情報を見るための、ある程度のスキルのある人であれば、自分に必要な情報だけを、その中から取り出すことができるだろう。わたしが書くとすれば、そういった人たちに4バイトかもしれない情報を提供できるかもしれない、という可能性に賭けているということでもある。
と、どうでもいいことを書いてしまったが、若き日の戸川純のライヴ映像+プロモーションヴィデオのミックスである。若き日の、と書いたけど、正直今とあまり変わらない。その意味ではビョークと似ている。なんとなく年齢を超越している。ついでにいえば、微妙に性別も超越している。
音源は基本的に1984年2月1日ラフォーレミュージアム原宿でのものらしい。でもまあいろいろ加工してあったり。にしても、ランドセル背負ったりセーラー服着たり、当時の戸川純としては珍しくも何ともなかったのだが、今から見ると広い意味でのコスプレと捉えられてしまうのかもしれない。でも、当時はそういう概念なかったから! 戸川純だからできたことだから! その辺勘違いしないように。
個人的にはヒトという形態にはそれほど思い入れはないのだが、戸川純とビョークだけは別なのである(人形は、また別。ヒトに限っての話)。ということで、何冊かある写真集のうち、ヒトの写真集が紛れ込んでいるのだが、それはこの二人なのである。なぜなのかはよくわからない。
もちろん歌も素晴らしいわけで、ビデオ時代の作品なので45分と短いのだけれど、じゅうぶんに楽しめる内容となっている。でも出たのが二年前なので、今もあるかどうかはわからない。BPもそうだったけど、買い溜めたのを見ている現状なのである。
「玉姫様」もいいけど、「諦念プシガンガ」「蛹化の女」「パンク蛹化の女」が素晴らしいな、やはり。
収録曲:
01.OVERTURE
02.玉姫様
03.諦念プシガンガ
04.電車でGO
05.レーダーマン
06.森の人々
07.ベビーラヴ
08.涙のメカニズム
09.踊れない
10.隣の印度人
11.昆虫軍
12.蛹化の女
13.パンク蛹化の女
ボニー・ピンク初(?)の海外ツアー。NYを拠点にして、カナダのトロント、NY、テキサス州のオースティンでのライヴの模様を収めた、というよりも、限りなくタイトルに近い、ほとんどロード・ムービーに近い作品。
NYでのインタビュー、日本に帰ってきたからのインタビューで、before/afterみたいな感じにしていたり、まあなんというか、ライヴ映像を期待すると、もしかしたら肩すかしを食らうかもしれないけれども、非常に良質なドキュメンタリーになっている。でも、先に述べたように、編集によってドキュメンタリーというよりもロードムービーに近い仕上がりとなっている。
トロントとNYは寒いのだが、オースティンは暖かい。そこだけみんな半袖。ほかはコートにマフラー、みたいな。
BPの歌詞はもともと英語のものが多いので、ライヴでもそういったものを中心に行っていた。トロントではBPのボーカルとアコギ、ほかベースとギター、NYおよびオースティンでは、キーボードとドラムスを入れたフル編成。
アメリカのライヴハウスのノリは日本のそれとはちょっと違っているみたいで、客が出演者に義理立てしない、その代わり、いいと思った場合は、自分の判断でいいと思う、という感じ。大昔のジャズのそれと基本的には変わっていない気がする。BPが日本に戻ってきてからもメールを貰ったりとかまた来て欲しいとかそういう反応もあったらしい。
そもそも一ヶ月にわたる海外ツアーはBPのたっての希望で、自分がやっていることはなんであるのか、J-POPなのか、それともひとりのシンガーソングライターなのか、その辺を見極めたい、みたいなことをインタビューで語っていた。海外への野望、というよりも、自己を見つめ直したい、というのに近かったようだ。
あと印象的だったのは、NYにいるうちに英語を使うようになって、それまでは感じたこと、つまり日本語をわざわざ英語に翻訳していたのに、直接英語で感じたことをそのまま歌詞にすることができるようになったということ。たぶんこれはとても大きなことなのだろうと思う。
あと、おまけ映像でフランスでの映像(日本年とかそういうのじゃなかったっけ?)と「Golden tears」のレコーディングの模様が収録されている。レコーディングの映像は必見。
最近あんまり熱心にBP追いかけていなかったけど、やっぱり好きだなと改めて思わされた一枚。感謝。